流し台リフォームの正解は?セクショナルキッチンの交換費用とシステムキッチン化のメリット・デメリット
その「流し台」、実は部分交換ができるかも?
毎日家族の食事を支えるキッチン。
ふと足元を見ると、シンク下の扉が歪んでいたり、排水口の掃除をしても臭いが取れなかったりすることはありませんか?
現代で「キッチンリフォーム」といえば、天板が一つなぎになった「システムキッチン」が主流です。
しかし、昭和から平成初期に建てられた住宅の多くには、流し台、コンロ台、調理台がそれぞれ独立して並んでいる「セクショナルキッチン(ブロックキッチン)」が設置されています。
「古いから丸ごと取り替えるしかない」と思い込んでしまいがちですが、実はこのタイプ、傷んだユニットだけをピンポイントで交換できるという大きなメリットがあるのです。

本記事では、大切に使ってきた流し台のリフォームを検討している方に向けて、交換時期を見極めるサインや、予算に合わせた3つのリフォーム手法、そして失敗しない依頼先の選び方を網羅して解説します。
見逃さないで!流し台リフォームを検討すべき「6つの末期症状」
キッチンの寿命は一般的に15年~20年と言われています。
形あるものはいずれ壊れますが、特に水まわりの不具合は放置すると家全体の寿命を縮める「二次被害」を招きかねません。
以下の症状が出始めたら、リフォームの検討時期です。
①シンクの深い傷や「凹み」
重い鍋を落とした際の衝撃や経年劣化でついた深い傷。
ステンレスの表面が傷つくと、そこからサビが内部へ浸透し、最悪の場合は目に見えない小さな穴(ピンホール)が開いて水漏れの原因になります。
②金属部分の深刻なサビ・腐食
流し台の縁やシンク下など、金属が腐食してボロボロになっている場合は危険です。
構造的な強度が落ちており、ある日突然、排水管が脱落したり底が抜けたりする恐れがあります。
③蓄積した「消えない臭い」と落ちない汚れ
長年の油汚れやカビが染み付くと、表面をいくら磨いても清潔感を取り戻すのは困難です。
排水トラップの劣化による下水臭は、衛生環境を著しく損なうため、健康面からも交換が推奨されます。
④蛇口・配管からの微細な水漏れ
パッキン交換で直る程度なら良いですが、接合部全体が劣化している場合は、水栓ごと、あるいは配管ごと新しくするのが合理的です。
⑤シンク下のカビ・湿気・腐食
扉を開けた時にカビ臭い、あるいは底板が湿ってブカブカしている場合、目に見えない場所で水漏れが起きている可能性が高いです。
床板まで腐ってしまうと、修理費用が跳ね上がります。
⑥扉の建付け不良・ぐらつき
湿気で木材が膨張したり、丁番(ヒンジ)が寿命を迎えたりすると、扉が閉まらなくなります。
これはキッチン全体の老朽化を示す代表的なサインです。
セクショナルキッチンの強み:流し台だけの交換は可能!
結論から言うと、セクショナルキッチンをお使いであれば、「流し台ユニットだけ」の交換が可能です。
システムキッチンの場合、シンクが天板(ワークトップ)と一体化しているため、シンクだけを変えることは基本的にできません。
しかし、セクショナルキッチンは「箱」を並べているだけなので、傷みの激しい流し台だけを新品に入れ替え、まだ使えるコンロ台や吊戸棚はそのまま残すという経済的な選択ができます。
ただし、注意点が一つ。
古いモデルはすでに廃盤になっていることが多いため、新しい流し台を置くと、隣のコンロ台と色味が合わなかったり、数ミリの段差ができたりすることがあります。
予算と目的で選ぶ!3つのリフォーム方法と費用相場
リフォームの規模によって、費用と満足度は大きく変わります。代表的な3パターンを比較してみましょう。
【プランA】流し台ユニットのみを交換する
最もコストを抑えたい方向けの方法です。
費用目安
約7万円~15万円
本体代約4.5万円~10万円(幅75cm~150cm)
工事費・処分費
約3万円~5万円
こんな人におすすめ
「他の部分はまだ綺麗」「とにかく安く、今の不便だけを解消したい」という方。
【プランB】セクショナルキッチンを丸ごと新調する
流し台・調理台・コンロ台をすべて新しいユニットに置き換えます。
費用目安
約15万円~40万円
メリット
システムキッチンよりも圧倒的に安く、見た目が新品同様に。
レイアウトを変えないため、工事も1日で終わることが多いです。
LIXIL、クリナップ、タカラスタンダードなどの大手メーカーも、高品質なホーロー製やステンレス製のセクショナルキッチンを今なお販売しています。
こんな人におすすめ
「今の使い勝手に満足している」「コストパフォーマンスを重視したい」という方。
【プランC】システムキッチンへフルリフォーム
継ぎ目のない美しい天板と、最新機能を備えたキッチンへ一新します。
費用目安
約60万円~150万円以上(グレードにより大きく変動)
メリット
掃除のしやすさが劇的に向上し、収納量も大幅にアップします。
食洗機やタッチレス水栓など、最新の家事ラク設備を導入できるのが最大の魅力です。
こんな人におすすめ
「この先20年、快適に料理を楽しみたい」「キッチンのインテリア性にもこだわりたい」という方。
DIYでの流し台交換は「隠れたリスク」に注意
「ホームセンターで安く買って、自分で付け替えれば安上がり」と考える方もいらっしゃるでしょう。
確かに、シンプルな構造の流し台であれば、DIYでの交換は不可能ではありません。
しかし、プロの視点からはあまりおすすめできません。理由は以下の通りです。
1.水漏れリスク
排水接続の甘さは、数ヶ月後に階下漏水や床の腐食を招くことがあります。
2.壁の補修が必要な場合がある
古い流し台を外すと、裏側の壁が腐っていたり、タイルが剥がれたりしていることがよくあります。
これらを適切に処置するのは素人には困難です。
3.ガス・電気の資格問題
コンロが絡む工事や食洗機用の電源新設などは、有資格者による工事が法律で定められています。
安全と仕上がりの美しさを考えれば、専門業者に依頼するのが結果として最も安上がり(=長持ち)になることが多いのです。
リフォームの依頼先はどこが良い?
「どこに頼めばいいかわからない」という方のために、主な依頼先の特徴をまとめました。
水道工事業者
流し台だけの単純交換なら、フットワークが軽く費用も抑えめです。
リフォーム専門店
キッチン全体のデザインや、壁紙・床の張り替えも同時に行いたい場合に最適。保証も充実しています。
家電量販店・ホームセンター
実物を見やすく、ポイント還元などがある場合も。
ただし、工事は下請け業者が行うため、担当者の当たり外れがある点に注意が必要です。
工務店・ハウスメーカー
家を建てた会社なら構造を熟知しており安心ですが、小規模な交換だと費用が割高になる傾向があります。
納得のいく流し台リフォームのために
流し台のリフォームは、単なる「設備の交換」ではなく、毎日の料理ストレスをゼロにするための大切なステップです。
予算を抑えたいなら
セクショナルキッチンの部分交換。
長く快適に使いたいなら
システムキッチンへの丸ごとリフォーム。
まずはご自身のキッチンがどのタイプか、そしてどこまでの改善を求めているのかを整理してみましょう。
「いくらかかるか、まずは見積もりだけでも知りたい」「自分にぴったりの業者がわからない」というときは、リフォームの一括見積もりサービスやコンシェルジュ相談を活用するのも賢い方法です。
プロの知恵を借りながら、理想のキッチン空間を手に入れてください。
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全て受注生産品になる為、メーカー定価見積書は発注の際、必ず必要となります。
ショールームにてお客様のご自宅に合わせたご希望内容の定価見積書を作成お願いします。
※オンラインショールームもございますのでご活用下さい。
※自宅の平面図・立面図があると、採寸や設置ミスを防げます。
正確なプランニングとトラブル防止のため、ご協力お願い致します。
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