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お風呂の浴槽に「段差」は必要?ベンチタイプのメリット・デメリットと後悔しない浴槽選びのポイント

お風呂の浴槽に「段差」は必要?ベンチタイプのメリット・デメリットと後悔しない浴槽選びのポイント

理想のバスタイムを左右する「浴槽の形」

注文住宅の設備選びや浴室リフォームを検討する際、意外と悩むのが「浴槽の中に段差(ベンチ)をつけるかどうか」です。

一昔前までは、底が平らな「フラットタイプ」が一般的でしたが、最近のシステムバスでは浴槽内に腰掛けられる段差を設けたタイプが主流になりつつあります。
ショールームで実物を見るとおしゃれで機能的に見えますが、「実際に家で使ってみたらどうなの?」と疑問に思う方も多いはず。

毎日体を癒やす場所だからこそ、自分や家族のライフスタイルに合った形状を選びたいもの。
今回は、段差がある浴槽の意外なメリットから、リフォーム時に検討したい最新の浴槽バリエーションまで詳しくご紹介します。

理想のバスタイムを左右する「浴槽の形」

段差(ベンチ)付き浴槽が選ばれる「5つの大きなメリット」

浴槽内に段差があるタイプは、単に座るためだけのものではありません。
実は、家計や安全性において非常に多くの恩恵をもたらしてくれます。

①理想的な「半身浴」が手軽に楽しめる

美容や健康維持のために半身浴を習慣にしている方にとって、段差は最高のパートナーです。
フラットな浴槽で半身浴をするには、お湯の量を最初から少なく設定し直す必要がありますが、段差があればいつも通りお湯を張るだけでOK。
段差に腰掛ければ半身浴、底に体を沈めれば全身浴と、家族の中で入浴スタイルが違ってもお湯を足したり抜いたりする手間がかかりません。

①理想的な「半身浴」が手軽に楽しめる

②家計に優しい「節水・省エネ効果」

段差の「出っ張り」がある分、浴槽全体の容積が少なくなります。
これにより、1回あたりの湯量を約20~40リットル程度削減できるモデルも少なくありません。

水道代の節約

毎日の積み重ねで、年間の水道代が大きく変わります。

ガス・電気代の節約

温めるお湯の量が減るため、追い焚きや沸かし直しの光熱費も抑えられ、エコな暮らしが実現します。

③赤ちゃんや小さなお子様との入浴がスムーズに

1歳前後までの赤ちゃんを抱っこして入浴する場合、フラットな浴槽だと滑って沈んでしまわないか、常に神経を使います。
段差があれば、そこに赤ちゃんを安定して座らせたり、お母さん・お父さんが膝の上に乗せて体を支えたりしやすくなります。
親子でゆったりと「お風呂コミュニケーション」を楽しむゆとりが生まれます。

③赤ちゃんや小さなお子様との入浴がスムーズに

④高齢者や腰痛持ちの方の「安全・自立」をサポート

身体が不自由な方や足腰が弱いお年寄りにとって、深い浴槽への出入りは転倒リスクを伴う重労働です。
浴槽内に段差があることで、一度腰掛けてから足を移動させる「2ステップ」での入退室が可能になり、身体への負担を大幅に軽減できます。
また、入浴中に体が沈みすぎるのを防ぐ「足止め」の役割も果たしてくれるため、溺水事故の防止にもつながります。

⑤読書やスマホを楽しむ「リラックススペース」として

最近ではお風呂で動画を観たり読書をしたりする「長風呂派」が増えています。
段差があることで、お湯に浸かりながら肘を置いたり、姿勢を自由に変えたりできるため、長時間入浴しても疲れにくいというメリットがあります。

注意点:体型や好みで分かれる「くつろぎやすさ」

メリットが多い段差付き浴槽ですが、すべての人に完璧というわけではありません。
以下のポイントを確認しておきましょう。

高身長の方には「窮屈」に感じることも

身長が高い方(特に180cm以上の方など)の場合、段差があることで足を十分に伸ばせず、膝が曲がってしまうことがあります。

全身浴派の満足度

「とにかく肩までどっぷり、広々と浸かりたい」という方や、身体の大きな方にとっては、段差が邪魔に感じ、入浴スペースが狭くなったように感じてしまうケースもあります。

浮力の問題

お湯をたっぷり張った状態で段差に座ると、浮力で体が浮きやすくなり、姿勢が安定しないと感じる人もいます。

段差がストレスなら…リフォームで選べる「フラットタイプ」の種類

もし今の段差付き浴槽に不便を感じている、あるいは広々と入浴したいと考えているなら、リフォームでフラットな浴槽に刷新するのがおすすめです。
最新のフラット浴槽には、形状によってさまざまな特徴があります。

ストレートタイプ

昔ながらのスタンダードな四角い形です。
深さをしっかり確保できるため、伝統的な「肩までしっかり浸かって温まる」スタイルを好む方に最適です。

コーナータイプ(ワイドタイプ)

浴室の角を有効活用し、片側を広げたような形です。
お子様と一緒に並んで入ったり、洗い場を広く見せたりする効果があります。

たまご(クレイドル)タイプ

「ゆりかご(Cradle)」のような緩やかな曲線が特徴です。
首筋から背中にかけてフィットするように設計されており、角がないため視覚的にも癒やし効果が高いデザインです。

アーチタイプ

浴槽の縁が掴みやすいようにアーチ状にデザインされたタイプ。
力が入りやすいので、立ち上がりが不安な方でも手すり代わりに使えて安心です。

後悔しないための浴槽選び:ショールームでのチェックポイント

浴槽選びに失敗しないための最も確実な方法は、「ショールームで実際に浴槽に入ってみる」ことです。

1.服を着たまま座ってみる

段差の高さは自分に合っているか、足は伸ばせるかを確認します。

2.家族全員で試す

背の高い夫、背の低い妻、子供など、使う人全員が納得できる「中間点」を探しましょう。

3.「お湯を張った状態」を想像する

空の状態よりもお湯がある方が体は軽くなります。浮力を考慮して、手すりの位置なども併せてチェックしてください。

家族の成長と変化に合わせた浴槽選びを

お風呂の浴槽に段差を設けるベンチタイプは、「安全性・節水・多機能」を重視する現代のファミリー層に非常に適した選択肢です。
一方で、リラックスの定義が「足を伸ばすこと」にある方にとっては、フラットタイプの方が満足度が高くなるでしょう。

浴槽は一度リフォームや新築で設置すると、15年~20年は使い続けるものです。
「今の不満」だけでなく、10年後の家族構成や身体の状態を想像して選ぶことが、後悔しないバスタイムへの第一歩です。

今の浴槽が使いにくいと感じたり、光熱費を抑えたいと思ったら、最新のシステムバスへのリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。
驚くほど快適で、掃除も楽な理想の浴室が手に入りますよ。

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